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(2)以下は、読書の利点について書かれた文章である。外の世界に触れずにいると、人はそれまで与えられてきたひとつの価値観を持ち、そこから脱出しようとしないことが多い。固定した価値観を持ってしまう。少なくとも、自分の狭(せま)い体験のみによって価値観を築いていく。だが、読書をして教養を身につけることで、自分という一人の人間の経験や考えを中心にしながらも、それを絶対(注1)視(し)せず、ものごとを相対化(注2)しつつ考えることが可能になる。確かに、初めのうち、新たに本を読むたびに新しい価値観に触れ、自分の価値観がぐらついてくることがあるだろう。読んだ本のすべてに感心し、自分の考えが曖(あい)昧(まい)になってくるわけだ。あれこれと知識が増えてしまって、何を信じればよいのかわからなくなってくる。だが、多くの本を読むうち、そのような時期は過ぎていく。だんだんと特定の本に感化(注3)されるようになってくる。そして、それに対立する本に反発を感じるようになってくる。すなわち、だんだんと自分の考えが明確になっていく。そうなると、本を読む前の固定的な価値観とは異なってくる。狭(せま)い自分の体験だけから判断するのではなく、反対意見も踏(ふ)まえ(注4)、別の考え方も知ったうえで自分の考えが明確にできるようになってくる。(樋口裕一『「教養」を最強の武器にする読書術』による)(注1)絶対視(し)する:ここでは、疑いのないものとして考える(注2)相対化しつつ考える:他のものとの関係の中で考える(注3)感化される:ここでは、影(えい)響(きょう)を受ける(注4)踏(ふ)まえる:ここでは、考える63人は外の世界に触れずにいるとどうなると筆者は述べているか。
A.他の人の価値観を否定するようになる。
B.新しい価値観をそのまま受け入れるようになる。
C.自分の価値観が正しいかどうか判断できなくなる。
D.自分の経験だけに基づいた価値観でものを見るようになる。

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A..容疑者や警察署
B..ラジオニュースのアナウンス
C..ニュースに関係のある場面
D..テレビニュースのアナウンス
私は野原や山を歩いているときに、63【名前を知らない植物によく出会います。そういう時】、採集してくることができる場合には、なるべくその植物の特徴のハッキリしたものを摘むなり、或いは根から掘るなりして大切に持ち帰って、植物図鑑だの、その他の私が持っている書物を頼りに64【調べてみます】。ところが、65持【ち帰ることができない場合がしばしばあ】ります。たとえば、それが大きな木であるとか、掘ることを禁じられている高山植物であるとか、或いは、よその庭に植わっているものであるとか、むしろ、それを持ち帰ることのできないことのほうが多いかもしれません。その時には仕方がないので、自分の目で、それをよくみて、覚えて帰るより方法はありません。あまり不思議なものならば、そめ特徴をノートに書いてくることもあります。ところが、特徴をノートに書いてきて、66【植物図鑑などで調べても、すぐに分かることは実にすくなく】、たいがいの時は、何か見落としています。花弁や雌しべ雄しべの数などは、だいたい覚えていられるけれども、どこか一部分に細かい毛があるかないか、67【それが】今年伸びたところか去年のものか、と言うようなことになりますと、私の観察は実に不完全であって、どっちだったか分からなくなってしまいます。しかも、それが68【名前を見分ける決め手である】ことが分かったには本当に残念です。近い所ならばもう一度引き返し、一本の植物のある部分だけを確かめに出かけてもいいという気持ちにさえなります。このことは、69昆虫【や小鳥の場合でも同様で、随分】注意を払ってみたつもりでも、細かい記述のある書物と、自分の記憶を付き合わせてみますと、必ずといってよいくらい【70あいまいなところがでて】きます。65.「持ち帰ることができない場合」の例として、「大きな木」、「高山植物」以外に最も適当なものをーつ選びなさい。
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B.植物図鑑の中の貴重な植物。
C.よその家に植わっている植物。
D.我が家で育てて、やっと咲いた花。
文章Ⅱ先日の強震の時、テレビとラジオ同時につけ、どちらが早いか、どちらが詳しいかを、比べてみた。第一報はもちろんラジオが早い。テレビで画面に字を出すので、これを書く時間(66)遅くなるのだそう。地震が収まってからの報導は、ラジオのキメ細かさには、テレビはとても及ばなかった。大体、テレビのニュースは絵を優先させ、「注1」アナウンスをこれに合わせる。「××容疑者は、○○警察署に逮捕されました」では、警察署の「注2」ロングショットから署の表札がアップで出るのが定石。ラジオでは、(67)こんなものがないから、事件の経過をドンドン報道してくれる。この地震でも、始めのうちは、絵がないので、ラジオは物足りなかった。ラジオは千葉県からの電話取材をふんだんに入れて、その機動性を遺憾なく発揮していた。今回は、火を消した家庭が多かったそうだが、その次には(68)ラジオの灯を入れよう。テレビを一斉につけると、電力は「注3」ピンチになることもある。停電したら、テレビは(69)ただの箱だ。また、ラジオのスペア電池も忘れずに用意しよう。(70)「注」アナウンス:播音、广播ロングショット:连续镜头ピンチ:危机66、(   )に入れる言葉として、次のどれが適当なのか。
A..ばかり
B..だけ
C..ぐらい
D..まで
ドイツを旅行した。盛夏の旅行シーズンにはまだ間のある時期だったけれど、もう、湖のほとりの、藤や野ばらの咲き乱れる可愛らしい村には、旅行者のためのバスがちらほら見えていた。【51】(__)スピーカーやマイクや、【52】【それらを】通してながされる音楽レコードなどというものはにの世に存在しないかのように当たりー帯は、しんと静まり返っていた。20世紀後半のことだ、往来する【53】【自動車の響きの聞こえるのは仕方がない。だが、そう】いう車さえ、山と湖、深々と続く森林のかもし出す【54】【清澄な雰囲気を壊すまいと遠慮して、できる】だけ静かに通っているように、私には思われた。【55】52.「それら」というのは何を指しているか。
A.藤や野ばら
B.スピーカーやマイク
C.山と湖
D.人と自動車
私は野原や山を歩いているときに、63【名前を知らない植物によく出会います。そういう時】、採集してくることができる場合には、なるべくその植物の特徴のハッキリしたものを摘むなり、或いは根から掘るなりして大切に持ち帰って、植物図鑑だの、その他の私が持っている書物を頼りに64【調べてみます】。ところが、65持【ち帰ることができない場合がしばしばあ】ります。たとえば、それが大きな木であるとか、掘ることを禁じられている高山植物であるとか、或いは、よその庭に植わっているものであるとか、むしろ、それを持ち帰ることのできないことのほうが多いかもしれません。その時には仕方がないので、自分の目で、それをよくみて、覚えて帰るより方法はありません。あまり不思議なものならば、そめ特徴をノートに書いてくることもあります。ところが、特徴をノートに書いてきて、66【植物図鑑などで調べても、すぐに分かることは実にすくなく】、たいがいの時は、何か見落としています。花弁や雌しべ雄しべの数などは、だいたい覚えていられるけれども、どこか一部分に細かい毛があるかないか、67【それが】今年伸びたところか去年のものか、と言うようなことになりますと、私の観察は実に不完全であって、どっちだったか分からなくなってしまいます。しかも、それが68【名前を見分ける決め手である】ことが分かったには本当に残念です。近い所ならばもう一度引き返し、一本の植物のある部分だけを確かめに出かけてもいいという気持ちにさえなります。このことは、69昆虫【や小鳥の場合でも同様で、随分】注意を払ってみたつもりでも、細かい記述のある書物と、自分の記憶を付き合わせてみますと、必ずといってよいくらい【70あいまいなところがでて】きます。64.「調べてみます」とあるが、具体的に何を調べるか。
A.植物の特徴
B.植物の名前
C.植物の根
D.植物の図鑑
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